斎藤孝先生の「孤独のチカラ」を読んで、思ったことがあったので、ご紹介させていただきたいと思います
コロナの影響で、どうしても会いたい人に会えなかったり、今まで遊んでいた友達と会って遊べなかったりと
どうしてもひとりで過ごす時間が増えたと思います
わたしもそのひとりですが、気づいたことがひとつあり、それは
ひとりで過ごしていても、高校生の時ほど孤独をそこまで感じていない
ということです
これってすごいことだと思うし、もしかしたら老い?笑に近い現象なのかもしれませんが、
SNSの存在が多かれ少なかれ関わっていると思います
SNSで誰とでも簡単に繋がれてしまう時代、
孤独を感じたら、友達を誘ってオンラインで飲み会をすればいいですし、
気になることがあればすぐに連絡をとることができ、
SNSで寂しさを紛らわすことを依存してしまっているような気がします
これは全く不自由のない環境だと思います
その代わりに一日中携帯を触っていないと落ち着かないという現象に陥ってしまいますが、、
このSNSの存在によって、通信量が高くてメールでしかやりとりができなかった時代(7年前くらいまでの時代)に比べると
空想であったり、競争意識であったり、自分の内部にあるエネルギーが少なくなっているような気がするのです
わたしはあまのじゃくなところがあり、他の人と同じことはしたくない、だから、がんばらなきゃと思うことがあります
これは劣等感にも近い孤独感を自分を磨くための熱に変換していたんだと思います
ただ、現状は、電話で友達と談笑するのは楽しいですし、だんだんと孤独を味わう時間は減ってきていると感じます
これはつまり、この現状に満足してしまって、このがんばらなきゃ精神が減ってしまっている気がするのです
SNSで人と繋がれやすくなるというのは、簡単に人に連絡することができる、周りの人や有名人の動向を知ることができる
という意味では便利なツールだとお思います
一方で、自分の内部エネルギーを貯めるには向いていないツールだと思うのです
高校生の時に感じていた孤独感は、もう味わえないのでしょうか?
コロナの影響で外出自粛をしなければならない今、この孤独感を味わう環境が十分に揃っています
この時期こそ、読書や勉強をして、自分の中にあるエネルギーを貯めるチャンスだと思うのです
そして蓄えたエネルギーを、友達と久しぶりに会って話すことができる機会に発散するのです
友達というのは、嫌われたくないからという理由で友達になる人はいないでしょう
一緒にいると楽しい、落ち着くだとか、必ずプラスな理由があるから友達になると思います
話が面白かったり、いろんな教養がある人の方が人の深みがあってモテますし。
だからこそ、自分だけの時間を大切にして、相手にとってのプラスになれる要素を蓄えておくという意味でもいいことだと思うのです
孤独というワードはネガティブなイメージを持ちがちで、わたしもそうでしたが、
「孤独のチカラ」を読み、ポジティブな側面もあるということを学びました
読み終わってすぐに興奮冷めやらぬ状態で記事を書いているので、なんだかとても偉そうなことを書いてしまいましたが(笑)
自分と向き合う時間を作って、もっともっとあまのじゃくな生き方をしていきたいと思います
忘れかけていた高校生の頃に感じていた頑張らなきゃ精神を思い出して、
あえて一人きりの時間を作ったりして、SNSとは少し距離を置いて
もっと教養やら特技を手に入れてかっこいいい大人になりたいなと思います。
ただ勉強のためにスマホを触ってしまうと、いつの間にかSNSを触っているのをなんとかしないといけませんが。。
この自分と向き合うチカラ、みたいなものに興味がある人は是非、「孤独のチカラ」を読んでみてください