こんにちは!
工場で活躍するロボットや部屋の中を掃除してくれるロボットなど様々な高機能なロボットが誕生している中で、ドラ○もんの実現は実現に至ってはいません。
これには「フレーム問題」という問題が大きく関わっていると考えられています
これはロボットや人工知能AIを私たちが住んでいる環境に適応させる上で発生する問題のことで
ドラえもんやアトムがまだ誕生していないのにはこの問題が大きく関係していると言われています。
今回はその「フレーム問題」について詳しく説明したいと思います!
フレーム問題とは?
マッカーシーさんとヘイズさんという方が論文の中でこのフレーム問題について述べられたのが最初だそうで、今より約50年前のことです。
約50年前から人工知能が存在していたこと自体が驚きですが、、
フレーム問題に対してたくさんの例によって説明がされていますが、今回は日本人なら知らない人はいないであろう国民的キャラクターであるドラ○もんを例にしてご紹介します
たしかドラ○もんってあんぱんすきでしたよね?笑
今回は「ドラ○もんにあんぱんを買ってきてもらう」ことにしましょう
ドラ○もんver.1
まずは、ドラ○もんあんぱん買ってきて〜とだけお願いをすることにしました
すると、ドラ○もんはアンパンをお店から取ってきたもののお金を払わなきゃいけないというルール、などなど社会的に必要なルールを知らず、お店の人から怒られてしまいました。
改良をしなくてはなりません。
ドラ○もんver.2
ドラ○もんver.2は、これらの情報を全て取り込みこむことにしました。
結果、ver.2のドラ○もんは非常に悩めるロボットになってしまいました。
例えば、ドラ○もんは道中、空から魚が降ってきてぶつかってしまってしまうんじゃないか、動物園から逃げ出したワニに食べられてしまうんじゃないかなど、
人間だったらまず考えないで済むような課題に対して関係のないことまで考えてしまって、全く進むことができませんでした。
これらの悩みを一つ一つを計算していきくことはできても、
無数に存在する悩みを計算しなくてはならず、永遠に計算を終えることができない結果、動けなかったのです。
ドラ○もんver.3
ドラ○もんver.3はあんまんを買いに行くことに必要なことだけを考えてもらうようにしました。
必要以上に悩まなくていいように設計をしたのです。
これでやっと無事にあんまんを買いに行くことができますね
課題に対してどの情報が必要でどの情報が必要じゃないかを考えられるようにしたのです。
すると、ドラ○もんは全く動くことができなくなってしまいました。
なぜなら、世界は膨大な情報であふれているため、どの情報が必要なのかを抽出するまでに、無限に近いような時間がかかってしまうからです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は国民的キャラクターであるドラ○もんを例に人工知能の問題の一つである「フレーム問題」についてご紹介しました
まだまだドラ○もんの実現は様々な課題があり、実現に至ってはいません。
どうしてまだ実現されていないのか?という問いに対しての答えとして少しでもこの記事が参考になっていれば嬉しいです!